障碍とは何かを問いつづけ ―それでも人生にイエスと言う
どんな子どもにも生きる権利はある! 臨床発達心理の立場から子どもへの支援を考えます
| ホーム |
自爆テロと特攻隊はまったく違う
モスクワの国際空港で自爆テロがあり、たくさんの人が犠牲になったと聴きます。
最近はそれほどではないのかもしれませんが、新聞には、ほとんど毎日のように世界のどこかで自爆テロによる破壊が報じられているような印象を受けます。
特に9.11以降のアフガニスタン、イラクでの戦争以来、自爆テロが増加するばかりか、若者や女性による自爆もあると聴きます。
欧米のマスコミでは、旧日本軍の神風特攻隊やバンザイ突撃、玉砕などと、自爆テロが同列に扱われているようです。
確かに、自らの生命を犠牲にして目的を果たそうとする行為自体は同じかもしれません。
しかし、日本軍の場合は正規の軍隊の行動、つまり任務であり、特攻、玉砕をしたすべての兵士が進んで生命を投げ出したわけではありません。命令上、たとえ嫌でもやらなければならなかったのではないかと思います。
実際にそこにいたわけではないので正確なことではないかもしれませんが、ひとつの事例としては、日露戦争の時の旅順要塞攻略戦があります。
日本軍は多大の犠牲を出しながらも、上官の命令に従い、ロシア軍の機関砲の雨の中、ろくな防御もなく敵陣地へ突撃を繰り返しました。何回も単調な突撃を行ない、数万人の死傷者を出したそうです。
軍隊の作戦は上層部が決めることであり、戦略・戦術の問題です。この点については、欧米の方でも理解できるでしょう。
しかし、今、世界中を震かんさせている自爆テロは宗教的なマインドコントロールにより行なわれているものです。例えば、聖戦(ジハード)によって死ねば、天国へ行ける。現世では貧困、飢え、禁欲などで苦しんでも、天国では幸せな生活が待っている、などと言われ、若者や女性(夫が自爆した未亡人が多いと聴きます)たちも喜んで自爆テロに参加するそうです。
これに対して、自爆テロは狂気の沙汰、では片づけることはできないでしょう。
アフガニスタンでも大規模な軍隊を投入しても戦争に終わりはありません。
旧ソビエトの時代でしたら秘密警察で抑え込むこともできたかもしれませんが、現代では弱体化したことは今回の空港テロで明らかになりました。
自爆テロを軍事力で封じ込めることがどこまでできるのか、まったくわかりません。
少なくとも、どこかのルート、チャンネルで、彼らの声を聴く姿勢を持つことが和解への小さな道を開くのではないかと思います。
しかし、それは甘い妄想でしょうか…
最近はそれほどではないのかもしれませんが、新聞には、ほとんど毎日のように世界のどこかで自爆テロによる破壊が報じられているような印象を受けます。
特に9.11以降のアフガニスタン、イラクでの戦争以来、自爆テロが増加するばかりか、若者や女性による自爆もあると聴きます。
欧米のマスコミでは、旧日本軍の神風特攻隊やバンザイ突撃、玉砕などと、自爆テロが同列に扱われているようです。
確かに、自らの生命を犠牲にして目的を果たそうとする行為自体は同じかもしれません。
しかし、日本軍の場合は正規の軍隊の行動、つまり任務であり、特攻、玉砕をしたすべての兵士が進んで生命を投げ出したわけではありません。命令上、たとえ嫌でもやらなければならなかったのではないかと思います。
実際にそこにいたわけではないので正確なことではないかもしれませんが、ひとつの事例としては、日露戦争の時の旅順要塞攻略戦があります。
日本軍は多大の犠牲を出しながらも、上官の命令に従い、ロシア軍の機関砲の雨の中、ろくな防御もなく敵陣地へ突撃を繰り返しました。何回も単調な突撃を行ない、数万人の死傷者を出したそうです。
軍隊の作戦は上層部が決めることであり、戦略・戦術の問題です。この点については、欧米の方でも理解できるでしょう。
しかし、今、世界中を震かんさせている自爆テロは宗教的なマインドコントロールにより行なわれているものです。例えば、聖戦(ジハード)によって死ねば、天国へ行ける。現世では貧困、飢え、禁欲などで苦しんでも、天国では幸せな生活が待っている、などと言われ、若者や女性(夫が自爆した未亡人が多いと聴きます)たちも喜んで自爆テロに参加するそうです。
これに対して、自爆テロは狂気の沙汰、では片づけることはできないでしょう。
アフガニスタンでも大規模な軍隊を投入しても戦争に終わりはありません。
旧ソビエトの時代でしたら秘密警察で抑え込むこともできたかもしれませんが、現代では弱体化したことは今回の空港テロで明らかになりました。
自爆テロを軍事力で封じ込めることがどこまでできるのか、まったくわかりません。
少なくとも、どこかのルート、チャンネルで、彼らの声を聴く姿勢を持つことが和解への小さな道を開くのではないかと思います。
しかし、それは甘い妄想でしょうか…
スポンサーサイト
| ホーム |